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とどまるところを知らない 

 今日もまた(厳密には昨日ですが)彼に出会ってしまった。
同じ時間、同じ車両で。
彼は依然同地区で猛威を振るっていた。

 昨日の今日だ流石にもう合うまいと思っていた。
一人の男を目撃するまでは。
前回の記事では申し上げていなかったが、
彼には同乗していた友人がいた。
 しかしその友人は彼ほどの胆力は持ち合わせておらず、
一度カップルの席にいる彼に話しかけて立ち去った。
今にして思えば、彼を連れて行こうとしていたのかもしれない。
結果、それを彼は頑なに拒んだのだろう、それとなく。
だが決して、奥の方の乗車口で「立っている」彼の元は
嫌だったのだろう。

 どうしても座りたい、着席したい、
だって空席があるんだもの!
どのような理由が彼を突き動かしているのか定かではないが。。。
 話を元に戻そう。
私は今回はまず先に友人を目撃した。
そして脊髄反射で彼を同時に探した。
しかし、見当たらない。
 そうだろう、早々あってたまるものではないし、
そうそう都合よくめぐり合えるわけもないさ。

 そんな予想を彼は見事に打ち砕いてくれた。
やはり視点を定めない眼球の運びが光る彼である。
そして、そんな彼の強かさを再び目撃することと相成った。

 今回の被害者(?)は昨日とは違い、
壮年期のサラリーマン風の男性である。
車両の壁をを背にした2人掛の座席に座っていた男性。
向かって左側に座り、脇には紙袋を置いて、
所在無く座っている。
 私はその斜め前の同じような
2人掛けの座席に一人で座っていた。

 対角線上に位置する私と男性、
その中点に位置する彼と友人。
しかし友人はそのやや後ろ、乗車口で外を眺めつつ
彼をこうたしなめていた、
 
 「立ってればいいよね」

 そう何度も繰り返す友人である。
無力にも昨日は彼を押し留めることが出来なかった友人が、
同じ徹は踏むまいと、彼がその行為に及ぶ前に
制止しようという思惑だろう。
 事なかれ主義とはおさらばのようだ。
そう考えれば、昨日の出来事は
彼にも資するものがあったのだろう。

 しかし、そのような戯言に彼は耳など貸しはしない。
いや、そもそも届いてすらいなかったのだろう。
彼は今まさに、男性の紙袋を凝視し、

  (それをどかせば座れる)
 
 そう考えていたのだろうから。
そしてそこはそれ、空気を読める男性はすかさず
紙袋を自分のひざの上に置く。
 「これでいいのだろう」そうとでも言っているような
そんな色を、その瞳にたたえていた。

 彼の思惑通りにことは運んだ、
にもかかわらずすかさず着席とはいかなかった。
さすがに良心の呵責でもあったの方思ったが、
それも長くは続かなかったようだ。

 やはり座りたいという欲求には抗えなかったのか、
1人外を眺め、自分の言葉が届いたと思い
安心している友人の思いも空しく、彼はこういった。

  「あの、そこ座って平気

ですか?」


Σ(゚Д゚;期待は裏切らないその安定感。
惚れ惚れします。
 予想していたとはいえ、淡い期待もあったのか、
その後男性は、これまで以上に虚ろな瞳で男性は、
さらに頬杖までつきながら外の景色を眺めていた。



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そんな観察をしていた私もターゲットになったようで、
チラリとこちらを見、目が合い、そむけ、眼球だけこちらに向ける、
流し目Σ(´д`ノ)ノ !?
なんてことまでかましてくれた彼だった……。

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[2006/08/31 01:58] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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