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彼の職業は、、、 

 男子高校生に身をやつした勇者を、俺は確かに見た。
俺に彼と同じことが出来るだろうか。
そう問われたら、答えは無論否である。
 
 事件は下りの電車内で起こった。
その電車の車両には2人がけが向かい合わせになった
計4人乗りの座席が4ヶ所設けられていた。
それぞれは隣接しているわけだが、
そのどれもが埋まっていた。

 内訳としては、1つ目には中年のサラリーマンが互い違いに座っていた。
2つ目は中年のサラリーマンと20代後半と思しきOL。
3つ目にはオバチャン3人組。
そして最後の4つ目には20代前半のストリート系とカジュアル系
で身を包んだカップル。

 俺はちょうどそのエリアの右側の乗車口付近にいたわけだが、
俺の目の前を通った明らかに真面目そう、しかしどこかズレてそうな
男子高校生、彼が件の勇者である。
 
 ズレているとする論拠としては、限界まで上げきり、
ワイシャツの裾をその中にキッチIN。
かてて加えて、瞳孔開いてるよね?
と疑いたくなるほどにその目を見開き、
まるで食料を全く獲得できない無能な猛禽類の如く
右往左往、上下左右するその瞳。
 しかし、一旦直視すれば、視線を固定することは厭わない、
そんな彼だった。

 その彼がその4人がけのエリアを通過するかと思った矢先、
彼はこう言葉を発した。
 
  「あの、そこ座って平気ですか?」

 
 そう、あろうことか彼はカップルが隣り合わせに座っている
その向かいに腰掛けようとしているではないか。
 まさかの発言にカップルも当然当惑。
その隙を見事に突き、彼は無事座ることが出来た。
 その後の彼の行為には敬意を払わざるを得ないだろう。
その立場を自分に置き換えてみるといい、
のっぴきならない事情で着席せざるを得ないとして、
上に挙げた4パターンの座席があるとする。

 自分だったらまず間違いなく1つ目の中年サラリーマンを
選択することだろう。
なんなら和やかなムードで会話をしたっていい。
ああ、弾ませようじゃないか、むしろ得意分野の会話相手だ。

 しかし、そんな凡人の思考パターンなど
彼には通用しないようだ。
 結構仲良さ気なカップルの前に座った彼、
開始30秒あまりそのカップルを凝視。
やがて若干落ち着かない様子を見せるも彼の豪胆はその程度では
怯まないようだ。
 カバンを抱きしめるとそのまま姿勢を正し、
全く動じることなくカップルが下車するまでくつろぎ(?)
おおせた。
彼が電車を降りるとき、心の中とはいえ
最敬礼をせずにはいられなかった。

 



 
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「空気を読む」って特技は勇者には身につけられないみたいですね。
|・ェ・`)ノ

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[2006/08/29 14:09] 雑記 | TB(0) | CM(2)

カットイン

うーん。すごいですね(笑)。よく座れたなあ^^;

おそろく、彼の中でも葛藤はあったとして。カップルを選んだのは彼なりの意地でしょうか^^;なんにしても見上げた根性ですねー。

僕なら・・次の電車待ちますねー(笑)
[2006/08/31 00:45] まつ [ 編集 ]

 まったくですよねw
車内の誰もが予想しなかった一言をかましてくれましたからね。
脳がひび割れたかと思いましたよ。
[2006/08/31 01:29] らふわん [ 編集 ]

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