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涼宮ハルヒの憂鬱 第13話 

        「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ」

 同じような気持ちはみんな結構味わってるものだよね。
俺の場合は、満員電車や、車に乗って眺める家々を見てると思うことがよくあった。
 見る人見る人にそれぞれ人生があって、家族が生活がある。
自分と同じようなことを考えて同じようなことをやってる。
 中には自分よりも、もっと考えられて、もっと行動できる人がいる。
学校のクラスという狭い範囲にさえ、そんな人はいる。
ならもっと範囲を広くとったら、自分がすごいと思ったこと、思った相手よりもっとすごい奴、
そんなのが確実にたくさん存在する。
 その時期無気力になったような気もする。
そこで腐らずに自分から徹底的にアクションを起こしていったハルヒ、
月並みだけれど、すごいな~、と。

 人間原理を引き合いに出した古泉。
解釈の仕方は様々あって、書きたいこともいくつかあるけれど、
極言してしまえばこの場合「人は一人では生きていけない」に繋がるのではないかと。

 宇宙は人間が観測したからこそ、現在観測されている姿でそこに存在している。
 それは人間にも言えることで、自分という存在を知れるのは自分以外の他人がいるからに他ならないわけで、多かれ少なかれ他所との比較によって人は自分の位置を知ることに繋がる。
 ならば、誰もいない一人だけの存在はそこにあってもないのと同じ。
それが全てであれば、全てだからこそ何者でもなくなってしまう。

 宇宙を観測する他者は人で規模や存在のあり方があまりに違うかもしれない。それは、人と人も同じではなく差異のあるもの、そのことに言い換えられる。

 ここでハルヒの独白に戻る。
ハルヒは中学を一人で生きてきた感がある。
高校ではSOS団を作って非日常を過ごそうとしたけど、
まだどこか歯がゆさを感じているような。
 今のその楽しみも、辺りを見渡せばどこかにある、
オリジナリティーを逸したものと感じたのかどうかはわからないけど。
高校に来て再び一人で孤立してしまいそうになっている。
キョンが感じた付いてくるなという後姿も
それを物語っているといえるような。
 EDでキャストでハルヒが一人で紹介されてるのも同じことを意味しているんだろうし。

 となれば古泉の人間原理発言は、キョンへのハルヒに関する警句であるようにもとれるような。

 
 そう思うとバラバラに放送されてきた今回のシリーズも、
改めていいものに感じられるよ。
 サムデイインザレイン辺りの11月前後の時期の話だと
そういった普通の楽しさに浸りながらも、小学生の頃のような感情は抱かずにいられている。
知らないうちに、一種許容できる強さを知らず知らずのうちにも身につけていっていたように思えるようで。 

 ところで、長門はあの一言だけですか。だけですか。
「メガネは―」のくだりで結構満足できたんでまあ、いいですけど。

茅原実里(長門有希)/タイトル未定
茅原実里(長門有希)/タイトル未定


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長々と……。

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